このレビューはネタバレを含みます
2017/8/27 東京
日曜朝の戦隊のハリウッド版!って期待して行ってしまったのが間違いだった。私はターゲットじゃなかったんや…って気分。以下、あくまで日曜朝に日本でやってる戦隊が大好きで、ハリウッド映画とかをぜんぜん見慣れてない人の感想。
良かったところ
・リタの全て。金を食べるところとか、手下たちへの声のかけ方とかの狂気と色っぽさ(笑)日本のザ・女幹部に、ハリウッド風色気足しましたって感じで、これを見たかった!ってなった。メンバーに迫るところでの快楽犯的な感じもよい。
・あのロボット。ポンコツかわいい。ボンパー、データス、ナビィとかを思わせる。こちらもポンコツ加減がアメリカ風でなるほどなキャラ。
突っ込みたいところ
・変身アイテム&ポーズないの!?ヒーローの夢!!名乗りとか横並び一斉変身とかは、アメリカでは理解されないって聞いてたから、まだわかるんだけど。あのコインがかっこいいアイテムになったりしないんですか!?まあ、ニチアサのアイテムは、おもちゃ売るためにってところが多分にあるんだろうけど。でもそれが好き!真似できると憧れも増すし。
・一般市民の存在感の薄さ。市民を守る、感の薄さ…。命題が、救うとか守るじゃなくて、倒す、なんだよな…。なんかね、私も守ってもらえてる!ありがとう!って思いたいんだよね(ニチアサふわふわ頭)
で、そのわりに自分の父親は助ける…いや違うんだよそこ!自分のために戦うなって言われたよね!?まあ自分のためではないんだけど!
この映画に限らないけど、やっぱりアメリカって家族至上主義だよね。それぞれの悩みとかもそこから来る。
・ブルー死んでから初めて、これだったんだ…!って、えええ!?今ようやく!?ってなった。それが悪いとかじゃなくて、国民性の違い…なのかな…そうやって思考停止で片付けたくはないんだけど。和をもって尊しとなし、っていう言葉が浮かんでた。日本、主張弱いとか同調圧力とか言われるけど、悪いばっかりじゃないね!ってちょっと思い直せた…というのは大げさか(笑)
・どうやって合体したん…?合体プロセスは…?
どうしようもないなと思ったところ
・スーツとか戦闘パートの作りの違いはもう仕方ない。ところ変われば好みも変わる。やっぱり日本のJAE(アクション事務所)とかってほんとすごいんだなって再確認。
・なんというか、チームの人選に、バランスを取らねば…!という凄まじい呪縛を感じた。アメリカならではだなあ、と。
字幕版で見たから情報量がやや不足…勝地くんアリスちゃんの吹替を楽しみにしていたのに間違えた。吹替のためにもう1度見るかも。