いやぁ正直舐めきってたたんですが、すごく面白かったです。
戦隊モノは子供の頃にあまり見ておらず、大して思い入れがなかったのが逆に良かったのかもしれないです。
第一幕目、第二幕目の「クロニクル」を思わせる一連の流れが素晴らしかった。各キャラクターの掘り下げ、特に世相に媚び媚びになりがちなダイバーシティ感を無理なく見せているのは見事。本来交わるはずのない5人が徐々に絆を深め合う訓練シーンは超好みでした。ピンクとイエローのダイナーのシーンが特に好き。
なので、ぶっちゃけ変身とか乗り物とかどうでもよくて、このまま成長した5人が生身のままで戦う映画でも全然よかったです。長いと酷評されているブレックファストパートがとにかく素晴らしかった。というか、これがあっての第三幕ドーン!でしょ。私は素晴らしい構成だと思いました。
肝心の第三幕のパワーレンジャーパートもまた最高でして。
訓練パートで強さを説明済みの敵キャラとをバッタバッタとやってつけるアクションも短いけどよかったし、トランスフォーマーぽい恐竜チックな乗り物もカッコいい。しかも合体後はパリシムになるとか、なにそのおせち。
決め技もプヲタにはたまらない。
最後が採石場バトルからはじまったり、ヘラの劣化版っぽいリタも適度な強さのヴィランで、戦隊モノはこうだよねっていうツボをしっかり抑えてるのもさすが。テーマ曲は浮いてましたが。笑
またこいつらに会いたい!という「ちはやふる」鑑賞後と同じ気持ちになりました。