Jimmy

花嫁のため息のJimmyのレビュー・感想・評価

花嫁のため息(1956年製作の映画)
4.0
2016年1月3日、角川シネマ新宿にて鑑賞。
未ソフト化作品であり、上映機会の少ない映画。よくぞ上映してくれました。ありがとう。

老舗羊羹屋の娘=芳子(若尾文子)が、サラリーマンの男=船山(根上淳)と結婚する場面から始まる。ただ、結婚披露宴は、長屋のような家。
「鯛が30円」とかで塩焼きにしていると雨が降ってきて……となるが、なんで屋外で料理してるのかは疑問?そういう時代なのか、そういう貧しさなのか???

このあとが、二人の初夜を迎えるオドオドしたぎこちないシーンが微笑ましいが、その初夜に「泊めてくれ」とやってくる船山の友人(船越英二)で初夜は台無し。
その次の日は、船山の恩師(東野英治郎)がやってきて、その次の日は恩師の友人たち大勢が来てドンチャン騒ぎ……と、オイオイの展開。
喜劇として作られたようだが、新婚の二人の立場で観てしまうとイライラする(笑)

大映映画の小品であるが、とても若い若尾文子の美しさと素晴らしい声で満足の映画であった。
Jimmy

Jimmy