★映画自体が詩のように語りかけてくる★
詩を書くのが趣味のバス運転手の日常を淡々と描いた映画。
とにかく、アダムドライバー演じる主人公パターソンが不思議に思ってしまう映画でした。
彼、とても寛容で、
特に自由気ままな妻に対して全く怒らない。
意見しない。
それは寛容というより、一種の諦めのように見えてしまいました。
彼にとっては詩を書くことがストレスのはけ口で、
自分にはない意思の強さや行動力のある彼女にも、魅力を感じているのかもしれないですね。
永瀬正敏さんとのシーンが一番素敵でした。
静かな夜にゆったり見たい映画です。