manicure

パターソンのmanicureのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
3.5
アダム・ドライバーはパターソン市に住んでいるパターソンというバスドライバーを演じている(頭が痛い)

趣味で詩を書いているパターソンの1週間をそのまま映画にした感じ。起きて・・・朝ごはんを食べて、出勤して・・・ランチ休憩で詩を纏めて・・・家に帰って・・・奥さんの妄想話を聞かされて・・・美味しくなさそうなディナーを食べて・・・犬の散歩のついでにバーで一杯を飲んで・・・の繰り返し。

何気ない生活が詩的に描かれていている、ジム・ジャームッシュらしい作品。何も起きていないのに、なぜか映画の世界観に惹き込まれる。日常の中に潜んでいるアートの重要さが実感できる映画だと思う。詩に一途のパターソンも、趣味がゴロゴロ変わる妻も、自分を表現することで変わらない毎日から救われている。

映像の綺麗さと穏やかな世界観にほっこり癒されて気持ちよかったけど、もう少し短くても損はなかったかな(笑)
manicure

manicure