映画が好きな理由の一つに、何気ない日常がよく観れば美しいものだと気付かせてくれるというところ。
この映画に出てくるのは詩。
パターソンの、朝起きて、妻にキスをし、仕事に行き、犬の散歩と行きつけのバーに向かう1週間の中に、素敵な物が散りばめられていて、それらを詩にしたためてる。
時折人間ってアナログなものに惹かれると思うんだけど、パターソンの生き方ってそんな感じ。
今時携帯電話も持たず、美しいと思った物を写メなんかじゃなく、自分の感性で言葉にする。
それで繋がる出会いも素敵だった。
何気ない描写ひとつひとつが丁寧で美しくて、詩みたいな映画だった。
のんびり過ごしたい休日に、コーヒーやカップケーキを用意して観るのをオススメしたい。
