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パターソンのkaのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
4.5
試写会にて鑑賞。
ジム・ジャームッシュ監督最新作。
パターソンという街に住む、パターソンという男の1週間が瑞々しく描かれる。
毎日の生活の繰り返しと言われると退屈なものをイメージしてしまうが、本作ではそれが全く感じられなかった。むしろ、日々のそうした部分から変化を感じることにこそ詩や映画といった芸術が産み出されているのかもしれないなと感じた。
また、映画の中でラップが登場する。イメージとは程遠いかもしれないがラッパーと呼ばれる彼らが現代の大衆の心を掴む詩人であることを再確認させられた。詩人が創り上げてきたものが形を変えて今も脈々と受け継がれていることがナゼか嬉しかった。
詩の朗読に合わせて字幕が表示されるので、英語の学習にピッタリだと思う。そうした映画の見られ方も広まって欲しい。

フレンチブルドックのジェイミーに心奪われること間違いなしのナイスキャラでした!
改めて、もう一度劇場で鑑賞します!
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