EnzoUkai

パターソンのEnzoUkaiのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
4.2
世界は言葉によって色づく。
あいうえおに始まり、教科書をめくりながら国語のお勉強をしてきた。当時は何の意味があるのか?と疑問ばかりだったが、自由に本を読めるようになり、テレビドラマや映画を鑑賞できるようになってくるとそのお勉強のありがたみを感じるようになってきた。
言葉に遊ぶことは誰にでもできる楽しみではあるけど、実は少しだけ難しい。やはり多少のお勉強が必要だ。そのお勉強は遠い昔に習った国語のお勉強で十分。だからこそ受けてきた授業はありがたかったのだ。
散文は比較的早い段階でとっつけるけど、韻文は少し自分の感性が必要かな。それでも多くの偉大なミュージシャン達の力を借りながら嗜めるようになってきた。
最近、この歳になってやっと古典や漢詩に面白みを感じるようになってきた。人生を味わう感覚が少しわかるようになってきたのかも?
さて、このパターソン。私にとってはまるで枕草子を読むかのようだった。
徒然草でも良いかな。
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