とても退屈ないい映画。
最後にバカボンのパパが出てきて「これでいいのだ!」と言っても良いのではないか。
そしてまさに永瀬正敏さんがそのポジションだと思う。
パターソンに住むバスの運転手パターソン。町田に住む町田さんみたいなかんじかな。
退屈な話が続き、まあ平凡と言えるパターソンの日々を観る。
もちろん映像のセンスは素晴らしい。使い過ぎない光の使い方が上手い。その辺はさすが。ちょっとだけ裏がありそうと考えてしまうような展開に勝手に色々考えてしまう。
身近な世界を詩で表現しようとするパターソンの日々をまるで詩のような物語で構成した感じの映画。
「~を観ている人を観ている」的な。何とも言えない感覚の良い映画。