HidekiAndo

パターソンのHidekiAndoのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
4.0
“我が家には たくさんのマッチがある
常に手元に置いている”

ニュージャージー州パターソンに住むバスの運転手 パターソン(アダムドライバー)の周辺で起こる日常を淡々と描いた作品。
変わらない毎日のようだけど、同じ日は全くない。かと言って、そんな毎日が特殊な日ばかりではない。
『電車でたまに会うあの人は、今頃 何やってんのかな?』ってたまにふと思っうが、万が一見れたところで『あぁ、そんなもんか』と思う気持ちに似た、不思議な映像体験でした。

『ドニーは今日はグチんないのか!』とか、『あ!背中合わせに寝てる』とか、『ドッグ・ジャックにあっちゃうの?!』とか『今日は夢の話しないのかよー』とか、『来ると思ったのに来ない』、毎回タイミング良く『スカされ』て、気付いたら映画に引き込まれていました。
この映画で起きた大事件と言えば、『エヴェレットがキレた』『バスが電気系統の故障で止まった』と、『パターソンの詩のノートをマーヴィンがめちゃくちゃにしちゃった』位ですかね。
でもそれらも、そんなに後をひなかい。せいぜい飲み屋の笑い話止まり。
まぁそんなもんですよね😂。

コインランドリーでMETHOD MAN が出てきた時と、バスの中で“ガエタノ・ブレーシ”について話してた高校生?の男女が、『ムーンライズ・キングダム』の『サムとスージー』だったと知った時は、相当アガりました!
永瀬正敏は、ファン・サービスですかね😂。

『何でいつもポスト傾いてんのかな?』と思ってて、理由が分かった時は、大爆笑でした😂😂!
マーヴィンかわいすぎます😍!良い演技してました!
パイ食う時の水の量😂!美味しくなかったんですね😂😂。

観てて『パターソンのように穏やかに生きられたら』と思ってしまう、ほのぼのとした気持ちになれる作品でした(まぁ無理なんですが😅)。
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