味わい深くていい映画です。
監督がインタビューで、これは詩のフォームをした映画だと答えている。
どういう意味だろう?と考えてみると、詩は同じ韻を踏みリズムを作りつつ、リズムの中にある変化や美しさを楽しむもの。
この映画の主人公も、起床、バスの運転、郵便受けの立て直し笑、夜の散歩、バーでの一息と、同じリズムで人生を送りつつ、そこで起きる出来事は常に変化している。それが不思議な心地よさに繋がってるのだなーと気づきました。
映画に出てくる詩は美しく、詩そのものにも興味が湧いてきました。少女が読む詩と、オハイオブルーチップマッチがお気に入り。