勝ったのは農民だ

パターソンの勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

パターソン(2016年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

一人につき一度きりの人生、
なれる職業や出来る生活スタイルは限られてます。

だから、こういう映画を観ると他人の仕事や生活を体験できます。
それだけで豊かな気持ちになります。♨️

主人公の職業がバスの運転手っていうのがいいですね。😄🚌
運転するコースと時間は決まってるんですが、毎日何かしらの変化がある仕事です。

「何も起こらない映画」って言う人もいますが、結構、気になる出来事がたくさん起こってます。

まず、
アダム・ドライバーがかなり好きな俳優になりました。
彼の雰囲気がこの映画に合ってます。

そして、彼の奥さん(演:ゴルシフテ・ファラハニ)が活発で善人ではありますが、どこかおかしいです。
主人公も彼女のことを愛してはいるようですが、長いこと一緒に過ごしてストレスが溜まらないのか、少し心配になります。😥

犬の居様も良かったです。
製作者側はあそこまでよく躾けたと思います。

それと、今作のタイトルにもなっている“パターソンの町並み“がもう一つの主人公だと思います。

自分は音楽のことは詳しくありませんが、
イギーポップだけじゃない、
HIPHOPというかラッパーを志す若者も共存しているようです。
文化的に不思議な街ですね。


郵便ポストをいつか修理するかと思いきや、結局そのままにしていたり、📮

双子が多く出てくることも、意外とストーリーに深く関わって来ません。👬

そういう"伏線回収しない"スカシが多かったです。
永瀬正敏さん🤓の「アーハー」ってセリフも、耳には残りますが、👂よく分かりません。


自分の中では、
映画館で観るというよりも、
家でホットコーヒー☕️とか飲みながら休日にゆっくり観るタイプの映画です。

数年経ったらまた見返したい映画のひとつです。
ジム・ジャームッシュ監督作品を観るのは初めてですが良かったです。😄