パターソンに住むパターソンの1週間。初めはカイロ・レンにしか見えない。
でもすぐに違う人物なんだと認識する。
カイロ・レンはフレッシュなイメージがあるが、パターソンはなんだかくたびれている。
カイロ・レンは激動の毎日を送るが、パターソンは同じような毎日だ。現実はこんなもんだろう。
でもやっぱり毎日昨日とは違う何がが起こる。それに触発され、彼は詩を書く。
彼の自己表現はこれだけ。ほとんど誰にも見せることがない。だから地味な日常に見えるが、昨日と今日は違うし、僕からみたらなかなか楽しそうな毎日だ。
彼は恋人を愛しているようだが、疲れてもいるようだ。彼女は彼と違い、大胆に自己表現をする。疲れはするが、彼の日常に彩りを与える。
バスの運転手という仕事も、いつものバーも、毎日同じで毎日違う。