Animo

パターソンのAnimoのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
4.4
「詩を翻訳するということは、レインコートを浴びてシャワーを浴びるようなものだ」

確かに、スペイン語で読むパブロ・ネルーダの詩と、日本語に翻訳されたパブロ・ネルーダの詩とでは、伝わってくる雰囲気が異なる。

詩の良さとは、選び抜かれた言葉の裏に潜む思い、空気、景色まで、ヒリヒリした感覚で味わえること。

一週間の何気ない日常をヒリヒリ感覚で映画にする能力。これぞ映画の詩人の力。ジム・ジャームッシュこそ映画の詩人だ。
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