きよみず

パターソンのきよみずのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
3.5
#2019-1
恐ろしいくらいに何も起きない、だがそれが良い。他の映画であれば前振りとも言えるシーンがあるけど、必ずしも日常はそうではない。

主人公パターソンが詩を綴るようにこの映画も詩を綴る。影や双子、滝が韻を踏むように何度も現れ、毎日を少し変化を加えて描く。夜は左進行の散歩が、昼は右進行になったり、少女の詩のセンスにしてやられバスの電気系統が故障してっていう流れ、いちいち切り取り方、描き方が素晴らしかった。傑作。
きよみず

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