パターソン市でバス運転手パターソンは、独特の感性を持つ恋人のローラと犬のマーヴィンと、暮らしている。
そんな彼らの1週間と、紡がれる言葉を、ちょっとだけ覗かせてもらう物語。
当たり前にやってくる朝…
朝の寝姿、差し込む光
シリアルに注ぐミルクの量
運転中耳に入る乗客の他愛ない話
帰宅時の空の色
愛犬が傾けてしまうポストの角度
バーで飲むビールの泡
淡々と流れる平凡な毎日は、同じように見えて実は…
かなり好き。
アダムドライバーがめちゃくちゃに良い。
何もかもが普通に変で、当たり前にすこしだけ歪んでいるパターソンの日常。そのいびつさがあまりにも愛おしい。
韻を踏むようにして繰り返される同じ視…
同じ日々を過ごしているようで、少しずつ異なっているそんな身近な話が細やかに出ていて、また日常のちょっとした謎を解決したりそういうのが凄く繊細かつ素敵に出ていた。その日常に詩があるというのが自分的な素…
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毎朝決まった時間に起きて、
仕事に行き、犬の散歩をして
バーに寄る。
同じ事を繰り返している毎日のようで、
少し違った毎日で。
人は動き、時間も動く。
それを詩を通してゆったりと
暖かい時間を流…
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