パターソンの作品情報・感想・評価 - 311ページ目

パターソン2016年製作の映画)

Paterson

上映日:2017年08月26日

製作国:

上映時間:118分

ジャンル:

4.0

あらすじ

ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソン。彼の1日は朝、隣に眠る妻ローラにキスをして始まる。いつものように仕事に向かい、乗務をこなす中で、心に浮かぶ詩を秘密のノートに書きとめていく。帰宅して妻と夕食を取り、愛犬マーヴィンと夜の散歩。バーへ立ち寄り、1杯だけ飲んで帰宅しローラの隣で眠りにつく。そんな一見代わり映えのしない毎日。パターソンの日々を、ユニークな人々との交流と、思いがけな…

ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソン。彼の1日は朝、隣に眠る妻ローラにキスをして始まる。いつものように仕事に向かい、乗務をこなす中で、心に浮かぶ詩を秘密のノートに書きとめていく。帰宅して妻と夕食を取り、愛犬マーヴィンと夜の散歩。バーへ立ち寄り、1杯だけ飲んで帰宅しローラの隣で眠りにつく。そんな一見代わり映えのしない毎日。パターソンの日々を、ユニークな人々との交流と、思いがけない出会いと共に描く、ユーモアと優しさに溢れた7日間の物語。

「パターソン」に投稿された感想・評価

Natsu

Natsuの感想・評価

4.0
ポスターにも使われているベッドの俯瞰シーンの毎日のはじまりがそれはもう素敵で、久しぶりに「やっぱりジャームッシュは良いなぁ」と幸せに浸れる最新作。

アダム・ドライバー演じるバスドライバーの代わり映えのない1週間。ふと見せる表情や佇まいがなんとも魅力的な、彼であり街でもあるパターソン。日々の何気ない出来事から想起され、ひっそりと書き溜める詩によって、彩りと愛おしさが溢れる。

Ohio Blue Tipのマッチ、"Water Falls"、『ムーンライズ・キングダム』の2人、コインランドリーのMethod Man、仙人みたいな永瀬正敏(またアメリカまで聖地巡礼している)、uh huh.
alpico

alpicoの感想・評価

-
あー久しぶりにジャームッシュみたぁ…
この後味だよね、これ。最高でございました。

ジャームッシュ作品として最高なんですけども、今回アダム・ドライバーのハマりっぷりももう一つの魅力ではないだろうか。
彼の演技力が確かなのはもちろん、もうパターソンがそこにいるようにしかみえない。
最初は「カンヌっぽいよなぁ」と思ってましたが、アダム・ドライバーにぐいぐい引き込まれ、彼の一挙手一投足から目が離せなくなっていた。
帰って1人でじっくり考えたくなる、余韻がなんともいい、いい作品です。
繊細なのにストーリー性もあるというオシャレで素敵な映画。
ニュージャージー州パターソンで暮らす男性の1週間を淡々と描いた作品なのだけれど、それがとても面白い。
どんな日常でも同じ日はないのだなと思わせてくれました。
無駄なところがないのも好き。

脚本 1.0
役者 1.0
音楽 0.8
演出 1.0
好み 1.0
日常を描写した映画。

こちらは非日常。
なぜなら、開始5分で目ん玉の裏にコンタクトが入っちゃったから。

コンタクトが目の裏に入ると言う非日常的なことが起こっている人間が、日常を片目で観ても何も感じないことがわかった。


かわいそうな俺。
すごく疲れました。


せっかくの試写会が大変な思い出になりました。
フィルマークスの人ごめんなさい。
もう一回観て、しっかりレビュー書くので許してください笑


ほんとすいません笑
east8

east8の感想・評価

3.2
観る人の感性やその日の状態や気分によって、作品から伝わってくるメッセージが全く変わる映画。
そんな印象を受けました。

とてもリアルな人物描写で、彼らの世界にすーっと入り込めます。

意識していないとつい見逃してしまうような日常の些細な出来事の中にこそ、人生の美しさや儚さが溢れている。

この作品を通して映画の良さを改めて実感しました。
時間を置いて何度も観たい、そんな映画。

ザ・ハリウッド的なわかりやすい展開ではないので、一人または大切な誰かとゆったりと鑑賞されることをおすすめいたします。
ローラに「素晴らしい詩人だ」と褒められ、手で目を覆ったり、嬉しさと照れではにかむパターソンの表情がめちゃくちゃかわいい、ガタイの良さと繊細さが共存している。コミュニケーションが取れる何人かと、創作の楽しみがあるなら、自分の手が届く範囲のことで満足するのも幸福か
filmarksの試写会にて。
ニュージャージー州パターソン市に住むバスの運転手パターソンの1週間の日常を描いた作品。
私はジム・ジャームッシュの作品の雰囲気が好きだ。起承転結がないけど不思議と見入ってしまうクセになる魅力がある。
今作もジム・ジャームッシュ監督らしい素晴らしい作品だ。
見慣れた風景、町の人々、特に大きなことが起きるわけでもない変わらない日々。
でも毎日が少しの変化がある。
日常ってそんなもんだよね。
そんな変わりばえない毎日が少しだけ愛おしく美しく思える。
淡々としてるけど非常に心地よい作品。

追記.アダムドライバーの奥さん役のゴルシフテ・ファラハニっ人、彼女が消えた浜辺の人か!少し驚き。
karico

karicoの感想・評価

4.0
何もなさそうな日常のゆるやかな変化が美しい映画。詩人への愛と健康なリスペクト、親しみに満ちた作品で、安心して観ることができた。コインランドリーにいる黒人ラッパー、バーの店主やカップルなど、つい笑ってしまうような場面も多くて、うまいなあと唸らされる(黒人やゲイが笑える要素として投入されているのは、このテイストの映画に必要だったかどうかやや疑問)。道で出会った少女の書いた詩が、ありえないだろう、というくらい良い。主人公とは正反対の、外交的でアーティスティックな妻もクセが強さが魅力的で、最終的には憎めない存在。
いわゆる日常は、何も起こらない。そんな淡々とした作品。だからハマるんだろう。
ne22co

ne22coの感想・評価

4.6
2017年 劇場観賞55作品目

いや〜、これはまた大好きな作品が一つ増えました!!

何も起こらないのに、小さなキラキラがいっぱい詰まっていて、観賞後自分の日常の帰り道がとても明るく優しく光って見える感覚になる作品でした。(この感覚は最近だとハッピーアワー以来かな)

劇中に書かれるいくつかの詩がとても優しい。詩と映像と音楽が重なり合うシーンはとても美しくてずっと観ていたい。何も起こらない日常なのに毎日は全然違って、その日その日の色や温度や様々な感覚がスクリーンを通して伝わってくる心地のいい時間でした。

パルムドールドック賞を受賞したブルドックのネリー(作中ではマーヴィンという雄犬役なのですが)が本当に素晴らしい空気感で演技をしていて映るたびにきゅんとします。

登場人物全員が良いところも少しおかしなところも含めて憎めなくって、ジム・ジャームッシュ監督の人間の見かたが本当に好きだなと思えた。

ドライバー役のアダム・ドライパーがパターソン市のパターソンという男性役ってだけで愛しさ溢れるのに、あの絶妙に繊細で、優しくて、寡黙で、ちょっと間の抜けた役なんてズルすぎる!!!(このキャスティングに心からありがとうございます)

いろんな意味で胸いっぱいになる作品でした。

https://filmaga.filmarks.com/articles/1405/なぜか目が離せない…名だたる監督たちから寵愛される俳優アダム・ドライバーの魅力