パターソンの作品情報・感想・評価 - 327ページ目

パターソン2016年製作の映画)

Paterson

上映日:2017年08月26日

製作国:

上映時間:118分

ジャンル:

3.9

あらすじ

「パターソン」に投稿された感想・評価

佳奈

佳奈の感想・評価

4.0
アダムを堪能、満喫。
今までで一番好きなアダムでした。
贅沢な時間をありがとう。
久しぶりにマッチで煙草に火を付けました。
私もお気に入りの銘柄のマッチってのが欲しい。(←こんな風に、日常に小さな影響を与えてくれる映画、大好き。)

同じような毎日を過ごしてると思ってても、まったく同じな日は無いんだなぁと感じた。
毎日が新しい。
当たり前のことだけどね。

永瀬さんはいつ出てくるの…?と妙にソワソワしてしまったので、半端に前情報入れて鑑賞するのも考えものだなと学習しました。
Smoky

Smokyの感想・評価

4.7
説明するなら「朝起きて、妻の香りを嗅いでキスをして、朝食をとり、歩いて出勤し、始業前に詩を書き、仕事をして、同じ場所で昼食をとりながら詩を書き、ポストを覗いて(その歪みを直してから)帰宅し、夕食をとった後に詩を書き、犬の散歩途中のバーでビールを飲んで1日を終える…を繰り返す映画」で済むのだけれど、言葉に出来ない様々な余韻の残る名作の誕生。

主人公の職業である路線バスの運行は、彼の生活そのものである「繰り返しとサイクル」のメタファー。彼がそこに大した不満や退屈を感じず生活出来るのは「詩作」(そしてそれはSNSのように誰かに共有するのではなく、あくまで自分の感情や思考のバランスを保つための極めてパーソナルな行為)があるからであり、どこにも属さない完全なる観察者としての視点(携帯電話を持たず、バスの乗客や行きつけのバーの客とマスターの会話に耳を傾ける)を持ち合わせているからに他ならない。

繰り返し映されるパターソンの街や建物、日常生活のディテールや人々の会話の中に仕込まれた伏線や、ちょっとした違い、アクセント(例えば「双子」とか)、何とも言えない感情の揺らぎを感じるようになれば、それは観客がすでに主人公やジム・ジャームッシュ監督の視点と同化している証拠。まるで主人公が紡ぎ出す詩の余韻を感じるように…。その意味ではこの映画そのものが「詩的な」作品なのだと思う。


何も起こらない物語。そして人生は続いていく。uh-huh…。


ポール・オースターの小説や、それを映画化した『SMOKE』を観たときのような感覚。その意味で「どうしようもなく90年代的」であり「ジム・ジャームッシュ健在!」と言いたくなる映画。次は、同じくジム・ジャームッシュ『ギミー・デンジャー』を観に行くぞ!劇中でさりげなく宣伝されてるしw
くゆり

くゆりの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何も起こらない映画。ただ主人公の詩が着々と出来ていく。
いつもと同じだけどいつも違う毎日。
ちょっと怖めの低い音楽がずっと鳴ってて、なんとなく不安になりそうな雰囲気。
なんやかんやで人を惹きつけるのか、主人公は新しい出会いが多い。バスでの人々の会話も何気なさすぎる。
最後は犬に詩を食べられるも、日本人の詩人に白紙のノートをもらう。
映画館から出たあとは耳が普段よりいろんな音を拾うようになりました。
mreggg

mregggの感想・評価

5.0
いやー映画っていいなぁって、あって良かったなぁって思える。
本当には起こりえないような小さな奇跡を、映画を観ることで自分の生活をかえりみて幸せな気持ちになったり、
あるいは、本当は起きているのに日々の生活が忙しくて気付けていなかった小さな奇跡を感じ直したり。
うまく言えないけど、嫌になっちゃうこといーっぱいあるけど今日は良い日。な気がする。
cetacea

cetaceaの感想・評価

3.3
コインランドリーの場面が好き。
自分の中に言葉があれば、どこの場所でもステージになる。
凄く良い考えだと思った。
mshradc

mshradcの感想・評価

4.0
素晴らしい。特にスコアが素晴らしい。アダムドライバーはスターウォーズや沈黙より断然こっちでしょう。
チェダーチーズと芽キャベツのパイ〜自家製バジルをまぶして〜

まずそう。
「詩は翻訳しても意味ないんだよなー」ってのが気になって気になってずっと見てたら、映画自ら詩ってそういうものだ、と教えてくれるっていう。
多摩川

多摩川の感想・評価

3.3
これまで観た本監督作品は「女優のブレイクタイム」だけ。そのため監督の特徴に関してイマイチよくわからないまま鑑賞したけど、とてもよかった。外から見ると退屈そうな日常が、彼の目を通して見ると多幸感に溢れている。こんなにアップダウンに欠けた(ていうか皆無)映画なのに、満足感が高いのは自分の理想の日常を描いてくれているからか。街には悪い奴等もいない、職場で大きなトラブルも起きない、そして電話も鳴らない。柔らかくて優しくて、でも退屈なわけじゃない日常。ちょいワル少年達によるワンちゃん誘拐警告とバス故障トラブルは、彼にとっては日常のリズムに一石を投じる大きな出来事だったかもしれないけど、それさえも詩の材料になっていく。
おしゃれ映画のジャンルに放り込まれませんように。パルムドッグすごい!
たんたんと続く日々の
小さな変化や
ちょっとした起伏に
焦点を当て、
その日々が続いていくことを
肯定した良き作品。

日常に織り込まれる
優しい詩たち。
まぁるい言葉の粒たち。

ジム・ジャームッシュの
色彩計画はとても好みで
取り分けブルーが素敵だった。

モノクロ大好きな彼女のセンスの良さ。
ペンキ塗り塗り欲が刺激される。

一周回って、また始まる一週間。

日本から来た刺客?!から貰った
あのノートはきっとまた
彼の持つ穏やかでたおやかな言葉で
埋められていくだろう。

地名と同じ名を持つパターソン。
優しく背中を押してくれる良作。