あらすじ:人生が狂ってしまったのなら、これまでを振り返ってみてね。誰かが貴方を愛していることに、気づくはずだから。
強盗未遂で保護観察となった不良少女カイリーは、大嫌いな母がいる実家に軟禁状態となったが、この家何かがおかしい…というお話。
バカホラーコメディかと思いきや、ちょっと泣けるサスペンスドラマだった。NZらしいバカグロもちゃんとあり。
あまりにも素行の悪いカイリーを、登場人物も観客も信用できないことで起こるミスリードが、随所で効いていた。割とハラハラした。
ハイライトは、カイリーが絵を見て涙ぐむシーン。少数派だったり弱者だったりするせいで、世間への恐怖や怒りに飲まれてしまった、本来は善良だった人達が迎えるハッピーエンドに、心底ほっこりした。