歳をとるほどいい映画に思えてくるんだろうなぁ…と思いました。
私は初見なんですけど、良かったです。
内田百聞は知らないんですが、その人のお話らしいです。
いい生徒に囲まれた、人徳のある子供心のあるおじいちゃん元先生のお話です。
正直、大した展開はないです。
空襲で家が焼けて小さな小屋に住む話だの、飼ってたネコがいなくなった話だの…
しかし、暖かい…慕われるとはかくあることかと思いました。
60〜77まで祝ってくれる生徒なんている?家を用意してくれたり、仕事あるのにネコ探してくれたり…
そして、画がすごい。
凄い短いけど、小屋での四季の描かれ方、ラストのまあだだよとか、さすがと思うシーンです。
ただ、演技がちょっとなぁ…という批判も分かります。気になったのは、百聞さん自体と生徒の笑い方。もう少しどうにかならなかったのか…
どなたかが書かれてた「もし百聞役が志村喬さんだったら…」というのは完全同意です。
香川京子さんは素晴らしいです。
という事で、最後の方はいろいろ書いてしまいましたが、とても良い映画でした。
「生きる」のようなインパクトは無いですが、あったかくなる映画です。