まーしー

ドラえもん のび太の太陽王伝説のまーしーのレビュー・感想・評価

3.0
ドラえもんのひみつ道具「タイムホール」の時空のゆがみにより、のび太の部屋と古代のマヤナ国が繋がったことから始まる冒険アニメ。映画シリーズ第20作。

のび太と瓜二つのマヤナ国の王子ティオ。
のび太とティオの二人が入れ替わる序盤は、もはやコメディ。
特に、のび太に扮したティオが、テレビに映った人物相手に格闘したり、走行中の車に立ち向かったり、のび太のママに「母上」と呼んだりする時代錯誤っぷりには笑ってしまう。
一方、古代の王子に扮したのび太には王子としての迫力不足を感じる反面、彼の優しさに触れることができる。

中盤以降は、ドラえもんのひみつ道具を使いながら魔女レディナに立ち向かっていく内容。
善vs悪の対決が見どころとなっており、映画ドラえもんによく見られる、王道中の王道の展開と言えるだろう。
安心して鑑賞できる反面、王道すぎて記憶に残りにくく、時間の経過とともに他の作品群の中に埋もれてしまう可能性が高い。

全体的には可もなく不可もなく。
ドラえもんたちの冒険、のび太とティオの友情など、ごく普通のドラえもん映画だと思う。