久しぶりのアルモドバル映画。面白くなかったわけじゃないんだけど、若い頃によくこの人の作品を観て感じていたような気持ちにはあまりなれず…。
愛と憎しみは表裏一体、巡り合わせや偶然に翻弄され、あの時こうしていなかったらというような大きな過ちも実は日常に転がっているようなよくある出来事で…。
そういうのが、この歳になるとあんまり深刻に語られるとなんかもういいかなという気になって…。だとしても強くたくましく生きてくような話の方が観たいかな、なんて。
だったら観るななんだけど（笑）、本当に悪い映画じゃないです。アルモドバルにしては終始静かだし、ファッションもインテリアも観てて楽しいし、常連さんの俳優陣も個性的でいい感じだし、話もしんどいだけじゃなく希望を持って終れる感じだし、何かを感じれる人も多いと思います。
