kanegone

イエスタデイのkanegoneのレビュー・感想・評価

イエスタデイ(2014年製作の映画)
4.0
人生は思い通りにいかない。

時には好きな人が現れてくれるし、
いいことも起こるけど。

基本的には、思い通りにいかない。


男の子は、女の子の「心の準備」に寄り添って接することができるようになると、ちょっと人生が開けるかもしれない。

でも、男の子だって不慣れなうちは、自分の気持ちに手一杯で独りよがりしかできなかったりする。

一回めのデートで「いける」と思ってキスすると、その日はいい感じに別れたつもりでも、2回目のデートは断られることがある。

逆に、何度目かのデートでいよいよいい感じになって、下着の中に手を入れても拒まれなかったくせに、「あまり焦っちゃダメだ」なんて勝手に思い直して、いきなりやめてはいけない。


本当に欲しいものが、手の届くところに見えれば、追わずにはいられない。
でも、未熟なまま追いかけていたら、しっかりと手に入らない。

一瞬、触れることはできたのに…と悔やんでるうちに、忘れられない思い出がひとつ増えただけで終わる。

本当に欲しいものは、人生をかけて追いかけないと。


ある人にとっては、好意を持って微笑みかけた相手が、自分に微笑み返してくれるかどうかが全てなのかもしれない。

そんなことよりもお金の方が大切、自分の研究や作品が前進することの方が大切だ、という人は…きっといますね。

そういう人には向かない映画。

恋愛に翻弄されちゃう若者の物語。
恋愛がはじまる時のソワソワが好きな人にオススメ。
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