のふのふ

アナイアレイション -全滅領域-ののふのふのレビュー・感想・評価

4.5
〝全ての細胞は既存の細胞から生まれる〟

監督は「エクスマキナ」のアレックスガーランド。主演はナタリーポートマン。
製作側にはスコットルーディンの名も!

秘密任務から生還した夫が危篤状態に。最愛の人を救うべく、生物学者のレイは政府が封鎖した地域へと足を踏み入れる。〝シマー〟という謎の光の壁の向こう側。その異様な世界で彼女は一体何を見たのか....。




いや〜....なんかすごいのを観た(`・ω・´)
いわゆる【未知との接触もの】です!


映画が進むにつれ、凄まじい世界観がどんどん深まっていく....
正直、意味不明!!!笑
テーマ的には「2001年宇宙の旅」を連想しました。
観終わった後の【置いてけぼりなんだけど心地いい余韻】も近いかもですね!


ただ、2001〜は難解さと共に究極の睡魔が襲ってくる作品でしたが、
今作はSFスリラー&もうここまでいくとホラー的な描写が多々ありハラハラしまくりでした|ω・`)
得体の知れない何かに飲み込まれていく様な、ジワジワくる恐怖感...


特にヘルプ連呼熊さん登場シーンと、
ラスト近くのナタリーポートマンさんの顔がギャーなシーンはトラウマです....







そして、映像美や美術など視覚的に印象に残るシーンは多かったですね〜
焼け落ちる灯台、ビーチに置かれた骨、射し込んでくる光、人の形をした植物。
水の入ったコップも印象的でしたね!





以上、「アナイアレイション-全滅領域-」!
劇中こんな台詞があります、
〝夢のようだった。悪夢かもしれない。でも美しいものも見た〟
まさにそんな感じです!笑
個人的には理解不能な部分が多くありましたが、世界観や映像美だけでも観ててゾクゾクしました!
オススメです!

今作のアレックスガーランド監督の傑作「エクスマキナ」はテーマ的にも重なる部分があるので、あわせてどーぞ!
ソノヤミズノさんも今作ではチョイ役で出てましたね!
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