ノラネコの呑んで観るシネマ

アナイアレイション -全滅領域-のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.7
いやー面白い。
「エクス・マキナ」に続く、アレックス・ガーランドの快作SFだ。
宇宙から飛来した「何か」が、地上に光に囲まれた謎の領域を作り、次第に拡大してゆく。
ナタリー・ポートマンら女性科学者のチームが、領域の謎に挑む。
シマーと呼ばれる遺伝子を捻じ曲げる領域の、不気味に美しい世界観が秀逸。
SFホラーという典型的なジャンル映画のスタイルで展開し、最終的には人類を超える存在に落とし込むのは前作と共通する。
「何か」をモノリスの様な物と捉えると、これはいわばガーランド版「2001年宇宙の旅」と言えるかも。
本国でのスクリーニングの結果が悪く、そのせいでネトフリに売り飛ばされてしまったらしいが、たぶんスクリーニングの観客は、最終的に何が起こったのか理解してない。
ポイントはポートマンの独白劇ということで、ラストとかさりげなく説明してるんだが、ボーッと観てると誤解する。
こんな秀作が格安で観られるのはラッキーかも知れないが、この魅惑的世界観は是非とも映画館で味わいたかったな。
原作は三部作らしいが、結果アメリカでもそこそこヒットしたことで、続編はあるんだろうか?