ずっとオススメ欄の片隅に居続けていたので、満を辞して鑑賞してみました。
宇宙からの謎の飛来物によって、一体が光に包まれた"エリアX"へ、その謎を究明するために調査へ向かう、ナタリー演じる生物学者のレナと、その一行。彼女たちを待ち受けるのは、そこに存在する命たちが生命の法則を破って進化し、融合する世界だった……
この作品は、SF小説が原作ということで、かなり忠実に作られているそうですね。なので、Netflixでホラーとしてオススメされたのですが、SFと言った方がいいです。ホラーと書かれていたので私はてっきり、『ストレンジャー・シングス』系だと思っていて、少し違くてあれれ?と思ってしまいました。
『エクス・マキナ』で多くの支持を集めたアレックス・ガーランド監督作ということで、結構配信当時から注目されていたようですね!
感想としては、それなりに良かった、と言ったところでしょうか…。すごく世界観が美しくて、地球上なのに、違う惑星を探検するSFのような錯覚を覚えて、これほどの映像美は劇場のスクリーンで観たかったな、と思うほどでした。
しかし、ストーリーがなかなかクセのあるというか、万人受けしないタイプのものでしたね。
個人的には、エリアXでの設定であったり、序盤からある、種の反映と細胞分裂についての細かい演出が好きでした。種のDNAの交わり方の設定がとくに好きです。美しいですし、ロマンがありますよね。途中の緊張感もそれなりにあって、良い感じです。
ただ、これはもうラストがモヤモヤです。
あのラストにするのだったら、もう少し伏線的なのを敷いた方が良かったなぁと思ってしまいまして…疑わせもせず、ラストだけでどんでん返しするのは、後付け感があってイマイチ…….(たぶんタトゥーが伏線なんでしょうか。)
ただ、ラストが本当に残念なだけで、ストーリー自体は好きでした!
テッサ・トンプソンの役、好きです。