チーズマン

SING/シングのチーズマンのレビュー・感想・評価

SING/シング(2016年製作の映画)
3.5
ほとんど『ズートピア』的な世界で、ステージとは無縁な環境で生活しているそれぞれのキャラ達が違う自分への憧れを歌に託す、楽しい音楽アニメーション映画。

新旧問わず様々なポップソングに彩られた映画、その曲数なんと80曲以上ということなのでそりゃあ終始楽しいですよね。

歌のシーンはどれも良かった、ちゃんと曲のチョイスがそれぞれのキャラの日常との対比のようになってました。
個人的には、25匹の子ブタの世話に追われる専業主婦のロジータが歌う「シェイク イット オフ」がすごく良かったですね、彼女が歌うことであの曲が単なるパーティソングから一歩飛躍してるように感じた。

歌のシーン以外はというと、割と散漫で、早く歌のシーンへ持っていきたいが為に雑になってるところも多くて動物キャラという遊びがあるから観れるぐらいだったと思います。
その辺は歌が多いことがマイナスに働いた面かと。
序盤の、賞金を多く間違えたままのチラシが風で街中に舞っていくところまでは「おもろそう!」と期待が膨らんだんですけどね。
あと嫌いなキャラはずっと嫌いなままでした。

字幕で観ましたが、主役の劇場支配人のコアラのバスター・ムーンの声を演じたマシュー・マコノフィー、もうバッチリはまってましたね。
そうだ、あと「アンダー・プレッシャー」があそこで流れてくるところなんかもバッチリはまっていて好きでした。
チーズマン

チーズマン