なんとかランドを観たときは主人公たちが夢だ夢よと連呼するのに辟易したというのに、なんということでしょう、CGアニメの動物が夢を追う姿は素直に応援しちゃいましたよ。
声を当てていた俳優陣の歌唱力の賜物だろうか。みんな本当に上手かった。
コメディなんだけれどショービジネスの光と闇、な描写もけっこうあって、一抹の哀感すら漂ってます。
クライマックス直前のあの「崩壊」のシーンなんて、とうてい子ども向けとは思えない残酷さ。
気持ちよくハッピーエンドに着地するんですが、見終えたあとは脳内で"The Show Must Go On"のサビ部分がリピート再生でした。
そしてコアラのお父さん（故人）、あんな肉体労働で息子のために貯金しただなんて…アンタがいちばん立派だよ。思い返すだけでも涙が出ます。
それでも『ショウほど素敵な商売はない』のですねえ。
