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SING/シングのochibaのレビュー・感想・評価

SING/シング(2016年製作の映画)
4.0
いい歳をして現実から目をそむけ、自分に都合がいいファンタジー世界(思春期のマインドのまま)で生きている人たちのことを、「まるで中学二年生の妄想みたいだ」と称して《中二病》と比喩されるようになってひさしい。


そういうことならば、この映画を観て、それをまんま受け入れ同調感動妄想できるあたり、多かれ少なかれ自分もれっきとした中二病患者?の一人なのだろう。


本作品、たしかに〝深み〟というものはそれ程ないかもしれないが、的確なキャラクターの造形と配置、無駄なくわかりやすいストーリー、良質で完成されたエンターテイメント、そしてハッピー。

まるで口あたりがよくてほどよくアルコールの効いた、ちゃんとしたお店のシャンパンみたい。


いいお酒(作品)は、最後にはちゃんといいところへ連れて行ってくれる。

それは映画に求める理由の一つ。


〈 リアル = 夢 〉という妄想 。

あながち?
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