ハッピーアイスクリーム

SING/シングのハッピーアイスクリームのレビュー・感想・評価

SING/シング(2016年製作の映画)
3.5
経営難に陥った劇場のオーナー・ムーンがかつての栄光を取り戻すために歌唱オーディションを開催し、そこに集まった個性的な参加者たちと起死回生のショーを目指すアニメーション。

チャンスは掴みにいくもの。

ミニオンズのスタッフが手掛ける、動物たちを登場人物に描いた作品。
日本のきゃりーぱみゅぱみゅなどを含む、世界中の新旧ヒットソングで彩られた、どん底からの復活を目指す物語は夢と希望に満ちた素敵なエンターテイメントでした。
個人的にはハリネズミの女の子とブタのお母さんが良かった。
マシュー・マコノヒーの日本語がかわいい。

各々の現状に悩みを抱えた登場人物たちが、人生を変えるために自ら行動を起こす姿は胸打たれた。
わりとブラックなユーモアも多く、大人の方が共感したり、楽しめるような気がします。

“どん底まで落ちたら あとは昇るだけ”
“父さんに見せたかった”

待ってるだけではチャンスは来ない。
バカにされようが、失敗しようが、最後まで自信を持って成し遂げるリスクを背負える者にしか、成功を掴むチャンスは来ないんだよなと思った映画でした。