主人公の劇場支配人のコアラは、自己肯定力がイノシシだった。
劇場の復活を夢見たイ…コアラは多少の障害では挫けない。どんな逆境でも自己肯定を忘れない。
そんなイノ…コアラが挫折を味わうためにはとことんやるっきゃない!と言わんばかりにあの手この手でシナリオが襲いかかる。
中盤パニック映画かと思った。
そんなイノシシも心折れる訳ですが、折れたら折れたで、俺なんかダメだ!と仲間の声も届かず。自慢の自己肯定力がいかんなく発揮されてしまう。
なんで、この映画は基本極振り!
それがよかった。
動物たちも基本的には、見た目と性格を極振り。
気弱な象やゴリラ。強気なネズミ。
なんだかイルミネーションスタジオの姿勢のようなものにも見えたのは考え過ぎかも。
極端に振ってるからこそラストが映える。
みんながイノシシになる映画でした。
(イノシシは出ません)