高楊枝

SING/シングの高楊枝のレビュー・感想・評価

SING/シング(2016年製作の映画)
3.7
主人公の劇場支配人のコアラは、自己肯定力がイノシシだった。

劇場の復活を夢見たイ…コアラは多少の障害では挫けない。どんな逆境でも自己肯定を忘れない。

そんなイノ…コアラが挫折を味わうためにはとことんやるっきゃない!と言わんばかりにあの手この手でシナリオが襲いかかる。

中盤パニック映画かと思った。

そんなイノシシも心折れる訳ですが、折れたら折れたで、俺なんかダメだ!と仲間の声も届かず。自慢の自己肯定力がいかんなく発揮されてしまう。

なんで、この映画は基本極振り!
それがよかった。

動物たちも基本的には、見た目と性格を極振り。

気弱な象やゴリラ。強気なネズミ。

なんだかイルミネーションスタジオの姿勢のようなものにも見えたのは考え過ぎかも。

極端に振ってるからこそラストが映える。
みんながイノシシになる映画でした。
(イノシシは出ません)
高楊枝

高楊枝