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SING/シングのYUIのレビュー・感想・評価

SING/シング(2016年製作の映画)
4.3
〜動物たちによるミュージカルエンターテインメント!〜

子供向けかな〜とあまり期待せず観たら大間違い!!
笑いあり涙ありであっという間に観終わってしまいました✨

私は元々洋楽が好きなので、知っている曲が出てくるとテンションが上がってより楽しめました!

ドジなミス・クローリーや自分勝手なムーンに度々イラッとしながらも(笑)、最後のステージパフォーマンスは圧巻!!
ゴリラのジョニーのパフォーマンスでは感動して泣いてしまったほど。

専業主婦のロジータは子供がたくさんいる大家族で子育て&家事に追われて大変なのに、ロジータの手伝いもせず仕事から帰ってきて速攻で爆睡していた旦那さんに最初はイライラしていたものの、パフォーマンスがきっかけですっかり彼女を見直したようだったのでスッキリ✨

また声優陣も豪華!
ゴリラのジョニー: タロン・エガートン
ヤマアラシのアッシュ: スカーレット・ヨハンソン
など、彼らの歌声だけでも観る価値アリ!!

タロンくん安定に上手いし、スカヨハのロックめちゃくちゃかっこよくて最高でした!!


ただ、瓦礫の中にたたずむムーンの姿を見て、ふと"グレイテストショーマン"のワンシーンがよぎってしまい、"あれ?この話の流れ、似てるかも?"と思ってよく考えてみると...

⚠️ここからは一部ネタバレが含まれます⚠️

元々貧乏だったショーマン→劇場を手に入れる→ポスターを配り、素人の中から才能のある人を見つけるべくオーディションを開催→大物歌手を招待するもうまくいかず...→劇場がまさかの崩壊!→全てを失ったショーマンの元へ慰めにくる出演者たち→再結成し、劇場跡(屋外)でショーを開催!

他にも、
・洗濯(皿洗い)をしながら歌っているところにお誘いが来るシーン(🎪レティの元に来るバーナム、🐷ロジータの元に届くポスター)
・自分に自信のなかったキャラクターが歌によって人生を変える(🎪レティ、🐘ミーナ)
・瓦礫の中でたたずむショーマン
・全てを失ったショーマンの元に出演者が集まり"あなたのせいじゃない"と慰めるシーン

...と共通点がたくさん。
ネットで検索してみると、SINGを人間版にしたのがグレイテストショーマンとも言われているレベル...

私が見た順はグレイテストショーマン→SINGでしたが、公開順はSINGが先。
ただ、グレイテストショーマンの元となった話はほぼ実話で、実在した人物"P.T. バーナム"の話を描いているので、もしSINGもこの話を参考にしたなら"パクリ"ではなく構成が似てしまうのは仕方がないのかもしれませんね。それに公開年がたった1年しか違わないので、SINGが公開された時すでにグレイテストショーマンの製作はほぼ終わりに差し掛かっていた頃のはず。

グレイテストショーマン以外にも、今作には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のオマージュと思われるシーンもいくつかありましたね✨
・ムーンがスケボーで移動するシーン
・停電した劇場に電気を持ってくるためコードを持って隣の建物に移動するシーン(BTFだと時計台のシーン)
・ロジータが作った装置(BTFだと冒頭のシーン)
・ヤマアラシのアッシュのギターを使ったステージパフォーマンス
などなど...私が気づいただけでも結構ありました!

こういうトリビアを探してみるのも1つの楽しみ方ですよね✨
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