ミュージシャン映画祭り一人開催中~
『Rocketman』を観て『Sing』を思い出しレビュー。
アニメーションだけど、ミュージシャン達の物語という事に間違いない。いろんなジャンルの音楽が次々と流れノリノリの映画。ミュージカルは子供向けだと楽しい。子供向け映画だけど、選曲を見ると、親世代の大人もターゲットオーディエンスにしているんじゃないかと思う。逆に、あれらの曲を知っている大人だからこそ楽しめる。良い音楽はいつまでも良いという事で使ってるというのもあるだろうけど、今の子供達が昔の良い音楽を知ることが出来ていい。
各人種のステレオタイプを動物に置き換えて配役している所が笑えるけど、Offensive/Racialだと捉える人もいるだろうなと思う。アフリカンアメリカンと思われるのは、ゾウ、ゴリラ、アフロの黒ヒツジ、バッファローなど。日本人も例外なく、「英語分からなくてオーディション落ちた事も分からず平和ボケ能天気」とステレオタイプされてて、レッサーパンダグループは日本語喋るからはっきり日本人と描写。
コアラのバスター、ゴリラのジョニー、ブタのロジータ、ハリネズミのアッシュ、ゾウのミーナ、ヒツジのエディ、みんな問題を抱えて生きてきたけど、最後はハッピーエンドで、スッキリ爽快、人生モチベーションアップする映画。
ジョニー役のタロン・エガートンが、この3年後の『Rocketman』にキャスティングされたと言うのが興味深い。『Rocketman』を鑑賞中、『Sing』のゴリラのジョニーがエルトンジョンの「I'm still standing」を歌ってたなーと思い出したけど、まさか同じ役者だったとは。
リース・ウィザースプーンもスカーレット・ヨハンソンも、歌が上手くてびっくりした。
ヒツジのナナ役のジェニファー・ハドソンが歌うビートルズの「Golden Slumber」や、ミーナ役のトリー・ケリーが歌う「Don't You Worry 'Bout A Thing」で鳥肌出た。旦那は、オリジナルのスティービーワンダーの方が好きだというけど、私はトリーケリーの方がいい。
ミュージックでノリノリのアニメーションで思い出すのが、『Trolls』と『Zootopia』。なんと、みんな2016年リリースの映画だ。どれが一番いいかなと考えたけど、どれも同じ位良いわ。