ピナコ

ゴッホ~最期の手紙~のピナコのレビュー・感想・評価

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)
4.2
100人以上の画家たちの手書きの映画
膨大な枚数による映像には驚きしかありません。
俳優の顔が分かります。
演技をしているところをモデルに絵にしていったんでしょう。
贅沢な映画です。

油絵は観ると一筆一筆の力強さを感じますね
もりあがった絵の具がホントに動いているよう。
以前にロンドンで"ひまわり"観ました。只有名だから観たいとそれだけです。
でも素人の私でさえその絵の力を感じました。限りのある観光時間の中で観に行って本当に良かったと思いました。

今でこそ有名な画家となっているわけですが生前に絵が人気あり売れた訳ではなく経済的にも精神的にも辛く生きていたようだ。

"ローヌ川の星月夜"はきれいな絵ですね、儚いホタルのよう
"夜のカフェテラス"も好きな絵です。
青と黄色のコントラストが好きなようですね。私も。
糸杉の絵も有名ですね
でもどこか寂しげ。

力強い絵を描いているときはゴッホはどんな感じなんだろう?
精神も高ぶった感じなのか
それとも意外と落ち着いた感じで絵筆を運んでいたのか…。

理解ある弟がいて、たとえ1人でもそういう人物が居てくれたので良かったのでは。その弟の優しさがゴッホを苦しめていたのか?そしてゴーギャンのことも、彼女のことも。

彼は何故死んでしまったのか
全ては謎。
でも観ている間にこれが運命なのかなと思うようになった。

ゴッホ探しをします。
人により話すゴッホ像が変わります。人によって受け取りかたが違うからそんなもんなんですね。

ゴッホ自身も生涯短い間に800点もの作品を残しているそうです。
絵を描くことがこの人の一生だったんですね。
懸命に生きた画家のお話です。


観て良かったと思える映画です。絵画(映像)もストーリーもとても気に入りました。
でも私が知っている絵はほんの数枚です。
ピナコ

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