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ゴッホ~最期の手紙~のsahoのレビュー・感想・評価

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)
4.8
“哀れなフィンセントは多くを感じすぎて不可能を望んだんだ"

これは...!もはや芸術の域。
125人の画家が描いたゴッホのタッチで62450枚もの油絵で描く。
まさに「絵が動く」とはこのこと。本当に一秒も目が離せなくて夢中になってしまった。

ストーリーはゴッホが自殺する前に弟テオに送った手紙を巡り、ゴッホの様々な素顔が分かっていくというアートサスペンス。
生前には1枚しか売れず、周りから「狂人」と言われ、ずっとずっと孤独だったゴッホ。
「我々は自分たちの絵にしか語らせることはできないのだ」とゴッホは言う。
その通り、ゴッホの絵ってどこか寂しさだったり、ゴッホの心からの叫びが伝わってくるものが多いイメージ。

「作品で人々を感動させ、深く優しく感じていると言われたい」
彼が願っていたことは、今現代こうして叶っているんだと強く感じる。

186本目 / 2018
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