アケルマンの遺作。
老いた母とのやりとりを捉えたドキュメンタリー。
二人の会話は割と単調。仲は良いけどお互いにそこそこ気遣い合っているようなごくごく一般の親子。
アケルマンも母親もそれぞれ悩みやらはありそうだけどそこまで踏み込むわけでもない。
シャンタル・アケルマン一個人の人生の締めとしては良いとは思うけど、ドラマ映画の時のような画的な面白みすらなく、内容的には楽しめるものではない。
アケルマンという大監督がやってるから受け入れられているだけで、新人がやってたら見向きもされないと思う。
そう言う映画は好きじゃない。