Aya

バッド・バディ! 私とカレの暗殺デートのAyaのレビュー・感想・評価

3.6
そもそも論なんですけど、サム・ロックウェルとティム・ロスの老年プロフェッショナル格闘シーンて誰か見たがる人がいたの?!

と言った感じ。
サム・ロックウェルってやっぱ武器ありきの人だから、武術はできないのにフルコンタクトも負けない・・・やっぱダンス?
ダンスできる=アクションできつで、OK??

かなり面白い工夫を凝らした銃撃戦+あっさり終わるフルコンタクト、この格闘はなんだろう?かわかる人いますか?(ジークンドーっぽいかな)とも思ったけど、本人が武道はできないって言ってたし・・・。

しかし、「スリー・ビル・ボード」でゴールデン・グローヴ助演男優賞を受賞したばっかだから!!

今、サム・ロックウェル50歳を迎えて変わらず童顔のおじさんだし、身体も小さくて小者イメージの強かった彼が、主役で伝説の殺し屋のコメディってのいいと思う。
今になってサム・ロックウェルすごくいい!(2015年映画ですが)
これでオスカーも獲っちゃったらサム・ロックウェル波くる、かもね?!

自分に見合った殺し屋の役をよく選んだな!と思いました。
かなり頭の回転が早く、変人の凄腕殺し屋。
しかし、長年の殺し屋生活で心を病み、引退したが、最近はまた人を殺しているらしい。
彼に殺人を依頼しに来た依頼主を。

殺し屋で生計を立てて来たけども、それも虚しい、と悟り快く引退する(引き際が同じ日に見た「リチャードⅡ世」とは大違いだよ!!)

殺人は良くないことだ。
だから殺人を頼んでくるやつを殺そう!とお掃除稼業中、彼氏に振られたばかりで情緒不安定なアナケンにスーパーで一目惚れ。

コンドームの邪魔を華麗にかわし、無理やりデートに誘い、お互いのファッションや仕事を褒め合い。踊って、酒を呑んで、お揃いのTシャツまで着てるしw
次の日はディナー途中退席した彼は額の汗をぬぐい「すまん。一人殺して着た」よ。
アナケンはもうハイな状態がずーっと続いてるのでジョークで流すんですけど、さっき殺して置いた、もう済んだよ、などが本当だったなんてー?!?!

サム・ロックウェルはアナケンのことが好き好きでたまらず、彼女にだけは嘘をつかない、と全部本当のことを話すけど、普通なら、ハイハイ、って流しちゃうよー!

しかしサム・ロックウェルはアナケンに氣を捉えることを教えます。
マーシャルアーツ的ですが、完全に「ベスト・キッド」だよw
手の動かし方とかまでさw
そして開花するアナケンの才能!!

そう!彼女は殺し屋のMr.Light様に言われるがままモノの動きを感じる
ことで次にどう動くかを予測できるようになっていく。
ナイフ投げシーンのアナケン超かわいい!

アナケンへの新たなる扉開いちゃいました、は賛否両論ありそうだけど。

ここの最後、ニューオリンズのメキシカンマフィアをやっつけようとしてる最中に才能を見出され、論理的な話もさらっとできる有望な若者、RZAw
なんか若い子みたいな役で出てたけどもう45かあ。

そんなメキシカンマフィアに人質にされたアナケンが段々狂ってくる。
Mr.Lightはお姫様扱いしてくれるので、ちょっと甘えてるのもあると思う。

アナケンがキレて本気出した時の

「殺すって言ったでしょ?!なんでみんな私のいうことを聞かないのよ!!」

が最高やったw
そうだよねえそうだよねえ。人の話聞けっちゅーねん!!
やな!

あ!脚本、マックス・ランディス君なんだ!!ぽいぽい!!

Aya

Aya