あおい

ジオストームのあおいのレビュー・感想・評価

ジオストーム(2017年製作の映画)
3.9
空が牙を剥く、人が仰ぎ見る天はもうない…

ジェラルド・バトラー主演のSFディザスター。思いのほかサスペンス要素強めでしたが、3Dで観て良かったと思えるど迫力の映画でした( ^ω^ )

◎ストーリー
度重なる異常気象に、国ごとの対応が追いつかなくなった近未来。各国の科学者は、世界が統一して気候を制御するシステム・ダッチボーイを導入し、人々は安全な生活を享受していた。だがある日、止めたはずの異常気象が各地で発生しはじめて…

地盤沈下も、熱線も、津波も、雹も、寒波もおぉ!ってなる映像の連続!絶対起こらないとも言えないギリギリのラインを攻めたパニック映画( ^ω^ )

その異常気象シーンは眼を見張るものばかりなんですが、予想より少なかった!もっと都市を襲う災害シーンを見たかった!それに尽きます。

それと言うのも、今作はディザスターものながら、裏に人間の影があります。そのためパニックの終結=黒幕を見つけ出すということになります。ですから、異常気象シーンが控えめになるのも頷けます。

しかし、あの予告編を見せられるともっとアホ丸出しな映画やと思っちゃうのがなんとも( ^ω^ )だからそこまでパニックパニックしてないと思って観る方がいいかも。

サスペンスの他にも家族愛や兄弟愛もふんだんに盛り込まれ、宇宙という舞台を使って、多様なジャンルを一気見させてくれます。コロコロ変わる場面や心情描写がもはやウリではないでしょうか。いかにもハリウッドらしい、まさに目まぐるしく変わる異常気象のような作品です( ^ω^ )

予告通り東京も襲撃されますが、ちょっと日本っぽくなかったような…まぁアンディ・ガルシアがいい味出してたしいっか( ^ω^ )

しっかり泣けるし、無難なラストも大衆受けしそう!

轟音と迫力の映像から、非常に劇場鑑賞向きな映画。どなたとでも楽しめる内容ですので、今冬の一本としてどうでしょうか?

2018年劇場鑑賞5作目(IMAX3D)
あおい

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