衛星の暴走による地球滅亡の危機に立ち向かう人々の戦いを描いた作品。とてもスケールが大きな物語。兄弟の絆の修復物語が見どころ。
天候を意のままにできる宇宙ステーションが開発された近未来、地球は未曾有の自然災害に襲われることがなくなる。ところが運用開始から2年後、システムが暴走し各地で異常気象を引き起こしてしまう。巨大災害が同時多発的に起きる地球壊滅災害“ジオストーム”の発生を防ぐため、宇宙ステーションの開発者ジェイクと彼の弟マックスが立ち上がる…
予告編を見るとほぼ大災害のシーンで構成されているのかなと思っていたけど、兄弟愛や家族愛、同僚との関係、政治的なことなど人間ドラマがしっかり描かれていた。特に兄弟の関係性は胸熱。反発や憎しみを経て、同じ思いを持った2人が問題解決に向け宇宙と地上で奔走する姿には感動させられた。兄弟2人だけの暗号での会話にはグッときた。そして2人を支える女性の強さがカッコ良かった。
ツッコミどころも多いけど、作品の世界観は面白く見れた。
地球規模の同時多発災害のシーンの迫力があった。北陸地方での大雪被害などの近年異常気象による災害が増えてきていることから、地球温暖化がこのまま続けば実際こんな地球規模の大災害が起こってもおかしくないと思い怖くなった。
