「観たいのはこんな感じじゃなかった」
久々のディザスタームービーだ！
と思って観たら、SFサスペンスアクション的な感じだった。
勿論、気象制御システム的なのの暴走ってのは知っててみたけど、
抗えない自然災害というのではなく、24みたいな感じ。
ちょっと気持ちを切り替えられなかったところはあるけど、
仮に切り替えたとしても、少し雑過ぎやしないか。
冒頭の兄弟の会話がウンコみたいだったんで、
「おいおい、こんな感じで本当に大丈夫なんだろね、ジェラルド」
と、シニカルなアメリカ人風に見てたんだけど、
ガチャガチャしたまま終わってしまった。
大量のキャラクタ出た割に消費しきれず、
意味ありげで登場してきた娘も結局最初と最後しか出てこない。
災害シーンも客観であり、そこに主要キャラは存在しないから主観にならず、
怖さは感じない。CG披露試射会になってしまった。
イマイチ、何に軸足を置いて楽しめばいいのか分からず、
最後のハリウッド映画的な「イェェェイイ！！！俺たち最高！」な終わりに、
「おいおい、こんな感じで本当に終わるんじゃないだろね、ジェラルド」
と、シニカルなアメリカ人風に見てたら終わった。
見終わった気持ちは、曇天のような、微妙な天気だった。
