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ジオストームのTakaCineのレビュー・感想・評価

ジオストーム(2017年製作の映画)
3.3
【面白さ、ぶつ切り】
肉体派ジェラルド・バトラーが、天才技術者というありえなさ(笑)

制作費に大金を掛けたけど、展開がアホすぎてB級落ちした劣化版『アルマゲドン』(失礼!)。

とにかく派手な特殊効果、仲違いからの熱い兄弟愛、ご都合主義で超豪快な展開、大味で話が見え見えのシナリオ、バトラーの顔圧…意外性ナッシング!ヒット映画のパク○放題、途中寝ていても内容が気にならない、王道脳筋ディザスタームービー!(めちゃくちゃ酷評っぽいけど、嫌いになれない、むしろ好きな方です!)

〈みどころ〉
ディザスター全部のせ‼️
寒波、熱波、噴火、地震、竜巻、雹、落雷、洪水、レーザービーム(?)など地球を襲う異常気象のコンボ攻撃が、ハチャメチャ過ぎて笑えます😁♪

特に、人間瞬間冷却は笑ってしまいました(酷いね)。

『デイ・アフター・トゥモロー』や『2012』など災害パニック物がお好きな方なら、怒濤のごとく襲い来る自然脅威とバトラーの空前絶後の活躍を、温かい目で笑いながら楽しんで頂けると思います。

CGフル活用の特撮映像とハチャメチャな展開と深みのない熱血ドラマは、鑑賞後、殆ど記憶に残りませんが、決してつまらないわけではありません(テスト試写が大酷評で、1年間、大幅な撮り直しを実施したそうですが)。

頭を空っぽにして、「よし!バカ映画を観るぞ!」という心構えが出来れば…おそらく怒りは湧いてこないでしょう😌

むしろ突っ込みながら観て頂きたい!世界中が"ジオストーム(造語):世界的な大災害"に遭遇する描写が圧巻です‼️

大災害で破壊される街として、インド、アフガニスタン、香港、リオデジャネイロ、ロシア、アメリカ、日本(東京、銀座)が出てくるのですが、「特徴的な街並みで、ビルの窓ガラスや、ショーウィンドウ、そして街ゆく車が破壊される衝撃やインパクトの強さ」から監督が銀座を選んだとか。必見です!

ディザスター描写は迫力満点で、心が踊りましたね♪これこそが観たかった😂‼️むしろ、中途半端な人間ドラマなど1ミリもいりません。

特に香港シーンが一番のお気に入りです。地面に落ちた卵が目玉焼きになる描写、地割れであちこち穴ぼこだらけの道を落ちないよう疾走する車、辺り一面火の海、放出する火柱、ドミノ倒しのように倒れるビル群など、徐々に加速するディザスター描写が絵的に楽しい♪ここは大画面で観たかったですね😉‼️

キャストが無駄に豪華(もちろん、嬉しいんですけど)😊✨✨

名優で曲者俳優エド・ハリスとイケメン渋オヤジ俳優アンディ・ガルシア。この2人が出るだけで画面が引き締まる(何で出たの?)。

『デッドプール2』のドミノ役で知ったザジー・ビーツの陽気でマイペースな個性が既に光ってましたね。

そして主役、ヒゲ面の男臭いジェラルド・バトラーは、期待通りの脳筋キャラー。ワイルドすぎて天才技術者には見えないけど(バトラーは俳優の前は弁護士だったので、本当は凄い知性派!)、漢気溢れる行動力が頼もしくて安心して観られました(宇宙空間に戻った時、「マイホーム」と嬉しそうな顔をするのがGood!)。

これからはロック様と二人三脚で地球を守ってもらいたいぞ😉!

俳優陣の好演と、(狙いすぎの)漢気溢れる展開に不覚にも涙が出てしまったのが恥ずかしい😌

地球環境保全や人間の傲慢さを批判する意識もあるので、単なるバカ映画では括れないメッセージも盛り込んでいます。

ただ残念なのは、いろいろ詰め込みすぎて…どれもこれも中途半端になってしまったこと。

全ての要素が溶け合わず、ぶつ切りでバラバラに自己主張をして、今一つ陳腐で底が浅い(物語が雑)。

でも嫌いにはなれない。
だって特殊効果がそこにあるから😁♪

小さい時に『スター・ウォーズ』の特殊効果に驚いてから、ずっと映画の特殊効果が大好きで大好きで(ワクワクするから)、「宇宙物」や「SF物」を観てきました。

どんなに物語が酷くても、特殊効果さえあれば(大抵は)許せます!ディザスター描写と宇宙空間が、期待通りの最新CG映像で楽しめたので、それだけで及第点の評価をつけます😊(不満点:もっと特殊効果場面を増やしてほしかった!)。

B’z世代なので、日本語主題歌が彼らの「Dinosaur」だったのは嬉しい驚き😱(洋画主題歌は初だったんですね)

ワーナーさん、センス、ええで♪
かっちょええぇぇ~🎤🎸

「LOVE PHANTOM」「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」が好きでしたねえ😊♪
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