ジェラルド・バトラー主演、壮大なスケールで描くディザスタームービー。
人類の叡智を結集して開発した気象コントロール衛星が暴走し、巨大災害が続発、それを解決すべく立ち向かう科学者等の姿を描く。
竜巻や、急激な気温低下、津波に火山、東京には巨大な雹等々、通常想像し得る災害のオンパレードとなる映像は、大迫力で臨場感抜群。
反面、そういった災害シーンはあまり多くなく、少々拍子抜けな感も否めない。
また、カーアクションあり、家族の絆あり、政府の陰謀あり、最後には宇宙に飛び出すと言う、所謂『全部のせ』状態であるため、深く掘り下げるにはタイムアップ気味。
全体的に災害と言うよりも、人間のマッチポンプのような人災的側面が強いが、それも小手先の技術に走りがちな人類へのアンチテーゼと捉えれば理解できるもの。
ラストも予定調和的ではあるが、あまり深く考えず、迫力の映像を純粋に楽しみたい一作。
ある日、天気が支配された。
