中国市場で3Dで観ることだけを目的にして作られた映画だな、と最初から斜に構えて観ていたのにも関わらず、意外と面白くてハマった。わざとらしく誇張されたグローバル感、アンディ・ガルシア演じるリアリティのないアメリカ大統領、世界中の精鋭を集めて作った地球規模の気象を制御している装置が「リブートすれば治る」などなど、キャラやプロットの造成には全く力が入っていない。しかし、世界各地で起きる異常気象が、インドのムンバイ？日本の東京、ロシアのモスクワ、ブラジルのリオデジャネイロ？の海岸と、素晴らしいCGでヒョウが降ったり、津波が来たり、走って逃げる人が凍ったり、映像が面白いし、世界旅行的な楽しみ方ができた。個人的には、クライマックスで災害が起こるのがアメリカのフロリダだったのが「冴えね～」と思った。
