べんべ

ザ・コンサルタントのべんべのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

続けてこちら!これ、はっきり言ってそんなに期待してなかったけどすんごく面白かったです!

さすが弾薬全振りレインマン!
無表情、愛想なし、会話最低限の会計士が裏社会の悪を“絶対に額にぶち込んで”殺していきます。数字に「超能力」ばりに強い高機能自閉症の施設育ちで、さらに軍人の父親から叩き込まれた……、もう強い。文面で強い。そして得意なのがスナイプと身の回りの物で殺す、なんて……。

ストーリーは現在、過去、そして会計士を追う政府の人間の三視点がベースで繰り広げられていきます。
凄腕の会計士としての表の仕事をしていたはずが、少しずつ人々と交わり、完璧だった日常が崩れ始める。
とにかく始めの神経質さ、完璧主義さで自閉症の印象をくっきりつけていきました。装備、秘密基地でもあるトレーラー、食事に至るまでとにかく“キッチリ”。
そして歪んでいくことに我慢できなくなるシーンも、過去を織り交ぜながら展開されていきました。

そしてこの作品も最も印象的なのは「伏線回収の綺麗さ」でした!まず主人公の敵である組織や社長によるミスディレクションで、過去や政府側のシーンが一見あまり必要なさそうに見えました。が、終盤からの華麗な収束。特にサポートしてたのお前かぁ!!!感はとんでもなかっですね笑
主人公にあれだけキッチリさせていた分、ストーリーもキッチリ終わらなければならなかったのでしょうか。
べんべ

べんべ