レゴバットマン ザ・ムービーの作品情報・感想・評価

レゴバットマン ザ・ムービー2017年製作の映画)

The Lego Batman Movie

上映日:2017年04月01日

製作国:

上映時間:105分

3.9

あらすじ

「レゴバットマン ザ・ムービー」に投稿された感想・評価

レゴのムービーシリーズの中でも、数あるバットマンの諸作の中でも、トップレベルのできばえで、いやはや、恐れ入りました。

まず映像表現ですが、レゴムービーをご覧になったかたならご存知のように、まるでレゴの玩具をストップモーション撮影したとしか思えないような、完璧にアナログなライティングと質感とモーション。CGなのにCGに見えない。これ相当レベルの高いことやってます。

序盤で、戦いに勝利したバットモービルが、隅から隅までレゴで構築されたゴッサムシティを駆け巡るシーンなんか、息を飲む美しさです。

またストーリーのほうもよく出来ています。アクション、ギャグ、メタフィクション的な語り、すべてがローラーコースターのようにめまぐるしく展開。

といってもすべてがガチャガチャと進行するわけではなく、メリハリのある脚本で、メロウなパートでは、スーパーヒーローの孤独、ヒーローとヴィランの相似形な関係、ヒーローにとって家族とは、といった本質的なテーマが分かりやすく(ギャグとともに)語られます。

子ども向けと敬遠されがちな題材で、かつ子どもには理解できないような内容を含んでいるので、あまり話題には登らない作品かと思いますが、ぜひいちどご覧ください。
なかを

なかをの感想・評価

3.8
2018-60

MARVELの悪口からウィンガーディアムレビオーサしか使わないヴォルデモート、キングコング、ジョーズの出演まで、なんでもありな映画だった笑


上っ面は子供向けのコメディだけど、意外と「家族愛」や「大切な人を失う哀しみ」、「宿敵との不思議な絆」とかバットマンのキャラクターの根幹にある重いテーマを題材にしていて、素直にならなくちゃなぁと思ったりした。
レゴで戦闘機とか作ってるの可愛かった

このレビューはネタバレを含みます

バットマンとかいう自己顕示欲の塊

楽しい!「レゴムービー」に続きレゴは楽しい作品が続きます。今回はバットマンということで、個人的にはバットマンのことを知らなくても楽しめるという感じではなく、ジョーカーとかスーパーマンとか一部周りの基本的な情報だけ把握しておいた方がいいんじゃないかなと思いました(これに纏わる小ネタが多い)。それでも終盤に向けての盛り上がり方やメッセージ性など、ベタといえばそうなのですがうまくまとめてくるのはさすがです。レゴ系は観に行って損がないですね。

今回テーマなのが「ヒーローとヴィランの宿命」というめちゃめちゃメタ的なものなのですが、それでも後半からは普通にバットマン側とジョーカー側が戦い尽くすので複雑に考えなくてもいいですよね。昨今だとマーベルにデッドプールという同じようなコミカルな存在がいますけど、負けず劣らずのコミカル、というかこっちの方が明らかにネタとしての昇華のさせ方は抜群ですし、実写だとメタって意外とノイズになることが多いのでアニメでこれをやるからこそ面白く観れたのではないかなと思います。

でもどんだけ嫌ってもアイアンマンには面白さ的にも勝てないぞ!
TAKAMASA

TAKAMASAの感想・評価

4.0
レゴなりのレゴにしか表現できないセンス抜群の世界観がクセになり、一匹狼の性格難なバットマンがロビンやバーバラ、アルフレッドのおかげで孤独からチームと言える「家族」へと変化していく姿はとてもとても愛くるしい。
何だか思ってたのと違う。クセがあり過ぎて上手く飲み込めない作品。でも面白い…

まずバットマンの拗らせ方が酷すぎます。超富豪の孤独でナルシストな面は見ていて本当に辛い。あの豪邸に帰っても、話し相手がアルフレッドとコンピュータのピューちゃんだけ。

料理をチンしたり、好きな映画を観る姿は、一人暮らしの僕と何ら変わりません。ですからバットマン(ブルース・ウェイン)の孤独は、笑いながらもちょっと胸に刺さります。

それはともかく、小ボケ小ネタが盛りだくさん。バットマンが矢継ぎ早にボケてきます。それをサラッと表現する山寺宏一さんのしゃべりはお上手。パチパチパチ、パチクリパチパチパチ。

小ネタの中で、やけに「そんなの関係ね〜」と小島よしおのネタを入れてくるなぁと思っていたら、何とそれを言っていたロビンの声は、ご本人である小島よしおさんでした。ビックリ! 声優さんとしてとても違和感がなく、これまたお上手でしたよ。パチパチパチ、パチクリパチパチパチ。

小ネタを拾って行くと切りがないので、この辺でやめておきますが、とにかく全然的にセンスが良いです。

以外と脚本も良くセリフや小ネタも良いのですが、美術デザイン、メカニックデザイン、キャラクターデザインが、"LEGO®︎"という世界観での規制があるにもかかわらず、とてもセンス良く表現されています。

この映画の最大の謎は、"どうしてこの作品、キャラクターをLEGO®︎で描いたのか"ということ。

この作品全編LEGO®︎ブロックを使ったストップモーションアニメのように表現されていますが、実は全編フルCGアニメ。

どうしてこの表現にしたのか分からないけど、LEGO®︎の世界観にこだわった演出が、ドンドン癖になっていきます。きっと、この世界観でなければ、バットマンのしゃべりも、小ボケも、ロビンのチョイ古ギャグもスベり倒していたことでしょう。

他にも見どころが盛りだくさん。DCコミックスの悪役達はもちろん、映画史に残る色んな悪役達が続々出てくるのも見どころです。
くたばれアイアンマン!
キャラが最高
>|