戦時中における
ドイツ市民の感覚が感じ取れて
とても興味深かった。
息子の死により戦争を進める政党への反発。
ユダヤ人をかくまうドイツ人の判事。
ナチス一色に染まりゆく流れの中であっても
「君死にたまふことなかれ」の如く
世の流れに違和感をもって
自身の意思を貫き通す人々もいた。
幼い頃遊んでもらっていた
ユダヤ人のおばさんを捕らえるドイツ人の青年。
侵攻され次第に破壊されゆく街並み。
少しずつ世の中がおかしくなっていく様が
わかりやすかった。
こうやって少しずつおかしくなっていき、
手遅れになるんだな。