ほだ

ヒトラーへの285枚の葉書のほだのレビュー・感想・評価

ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)
3.5
第二次世界大戦前、ナチスドイツがフランスに勝利した頃、一人の青年兵士が戦死した。両親はナチスの体制が悪いと行動に出た方法が体制改革を呼び掛けるカードをベルリンの街中にばら撒くこと。一枚一枚2年に渡ってその数285枚。しかし勿論この時代では犯罪行為。逮捕され絞首刑となる。これは実話だそうだ。
285枚のうち18枚を除いて全て警察に届けられる通報されていた。つまり主人公の命懸けの思いは人々には届かず社会を変えることは出来なかった。今の世はTwitter をはじめとするSNSなどで多くの人がそれぞれの考えを発することができる。時にそれは大きな世論となり民意を政治の反映することもできている。戦時中と現代、大きく状況は変わっているが、もし主人公が今の世に生きていたらどう考え、動くだろうかと思わずにいられなかった。
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