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トゥームレイダーファースト・ミッションのTSのレビュー・感想・評価

3.3
【一転して冒険家に】73点
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監督:ロアー・ウートッグ
製作国:アメリカ
ジャンル:アクション
収録時間:118分
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2018年劇場鑑賞29本目。
情けながら『トゥームレイダー』を見たことがないので比較のしようがないのですが、思っていた以上に謎解き要素が多く、アクションも程良い。決して良いとは言えないですがそこそこ楽しめました。

大学生のララは苦しい生活を過ごしていたが、冒険家の父リチャードが遺したメッセージをある日受け取る。そこには日本の神話上の島にある墓について書かれていたのだが。。

世界広しと言えど卑弥呼を扱った海外映画は中々ないと思われます。その卑弥呼の墓を探すというインディ・ジョーンズ系の探検映画であります。というか元ネタはスクエアエニックスのゲームなのですね。となればこういう謎解きミッション要素があるのは納得。また、ララはかなり運動神経は良いですが、超人的なほどとまではいきません。従って敵を圧倒することも少ないですし、襲ってくる自然に対してもギリギリの生還を繰り返します。そこがまたハラハラする要因となるのでしょう。

それにしても日本とは思えない絶海の孤島。ボロボロの飛行機内に「パラシュート」というカタカナ表記があるから、ここはもしかしたら日本なのか?と予想出来ますが、何の情報もなければ最早ロストワールド状態。そして驚くことに、こんなところに卑弥呼の墓があるのだというトンデモ設定。卑弥呼の研究者は今作を見てどういう気持ちになるのでしょうか?笑 そもそも卑弥呼がいたとされる邪馬台国は所在地すら定かではないのに。。

後半はハムナプトラみたいな展開であり、冒険心のある小さな子どもからするとワクワクハラハラするかもしれません。今作を春休みに持ってきたのもそういう理由か。以上、良くも悪くもなく平均的なアクション映画と思いました。しかし、卑弥呼の設定がどうも引っかかりましたね。題材としてあげてくれるのは光栄なことなのですが、ややヘンテコであります。笑 まあ十中八九スクエア・エニックスに敬意を評しての設定と思われますが。。
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