lemmon

サイドウェイのlemmonのレビュー・感想・評価

サイドウェイ(2004年製作の映画)
4.6
柄にもなくワイン🍷好きな自分。
紛れもなく本作がきっかけ。
久々にみたが楽しかったあ😊。

ワインを人生に喩える。
(あれ?逆?人生をワインに喩える?)
さまざまな味や香りの重なりに哲学と言う人も。
好きになる前は何がうまいのかわからなかったし、今も雰囲気に呑まれて飲んでいるだけなのかもしれん🤣。


うんちく垂れる小説家志望の冴えない教師。
結婚間近の売れない歩く性器の友人。
2人がワイナリーを巡る旅に。

あ〜なんとも情けなくもその場その場のどーでもよいシーンが続くが、これがクスクス笑えしまうシーンのオンパレード。
笑っているといつしかしんみりしたり、ジーンときたり、性器の友人の吐くセリフにですら「ハッ」とさせられる時がある。
こいつ自体はクズそのものなのに😂。


その人成りの人生がある。
有名人の自殺を語る。一聴驚くも、なるほどと思わせる。才能豊かと評される人の特権であり、庶民が羨ましがる。でも実際は生に執着。
最悪で最高の皮肉ではないか。


さあ、締めのワイン🍷🍾飲まなきゃ🥴🤤。
ヴァージニアマドセンの語り口は本当に優雅である。熟成されるって素敵だな。ご本人も🥰。
lemmon

lemmon