一週間後に結婚を控えた売れない役者のジャック(トマス・ヘイデン・チャーチ)が、旧友の中学校教師マイルス(ポール・ジアマッティ)と結婚前の気儘な一週間の車の旅に出ることにした。
ワインを飲んだりゴルフをしたり女遊びをしたり。
マイルスはワインに関しては一家言ある男で蘊蓄を垂れながら時間をかけてグラスを開けて行く男、その横でガムを噛みながら一気に飲み干してしまうジャックという凸凹コンビ。
二人が情けない事ばかりやるシーンがずっと続いて行く。一体何かテーマがあるのだろうか？という感じのロードムービーですが、やはり一番心に残るのが二人の男の友人関係。
過去の名画の中には素晴らしい男同士の友情を描いた名作は数多あります。それに比べて本作の二人の関係は特段素晴らしいとは呼べない物ですが何故か羨ましく感じるもの。どこにでもいる普通の男の普通の友達関係という言い方が適当か。
しかし、その私達の日常にある普通の人間関係がいかに貴重かを感じさせる作品です。
